【知財】意匠の国際分類を定める「ロカルノ協定」が我が国で発効

2014.9.26|
お知らせ

平成26年9月24日、「意匠の国際分類を定めるロカルノ協定」(以下、「ロカルノ協定」)が我が国で発効しました。

ロカルノ協定とは、意匠の国際分類のための国際協定です。この協定に基づいた意匠の国際分類が「ロカルノ国際分類」といいます。
日本は、ロカルノ国際分類ではなく、独自の日本意匠分類を採用しています。日本意匠分類は、ロカルノ国際分類よりも細かく分類されており、国際的にも高く評価されています。(ちなみに、日本の意匠公報には、ロカルノ国際分類ではなく、日本意匠分類が付されています。)

今回の発効を受け、特許庁では、国際意匠分類の細分化の議論に積極的に加わるようです。平成26年度の特許法等の一部を改正する法律においても、意匠法では、国際出願(意匠の国際登録に関するハーグ協定のジュネーブ改正協定に基づく国際出願)に向けて法整備が進められますので、日本の意匠出願戦略の国際化がより一層進められるものと思います。
今回の発効を受け、国際意匠分類が、日本のデザイン産業の実態を反映したものに改定されることを期待します。

※詳細は経産省ホームページをご参照下さい。
http://www.meti.go.jp/press/2014/09/20140924001/20140924001.html