【知財】音・映像も商標登録…TPPに先行し法改正へ

2013.9.2|
お知らせ

以前から知財業界で話題にあがっていた色、音、映像等の商標登録について、読売新聞に以下の記事が掲載されました。
日本のTPP参加で、知的財産分野の法改正が今後さらに加速しそうです。
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政府は、企業がCMで流すイメージ音や映像、色などを商標登録できるようにする方針を固めた。

映像や音声などの創作物に対する権利意識の高い米国は、自由貿易協定(FTA)を締結している相手国に対し、新しいタイプの商標の保護を求めている。米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)が妥結すれば、知的財産分野などのルールで、同様の商標登録制度が採用される可能性があるため、先行して法改正に道筋をつける。早ければ、秋の臨時国会に改正商標法案を提出したい考えだ。

現在の商標法は、文字や記号など、形が定まったものしか登録ができない。

米国では、マイクロソフトのパソコン用ソフト「ウィンドウズ」シリーズを起動した際に流れるメロディーが商標登録されており、今回の改正案では、こうした音や企業のテレビCMで流れるイメージ音も商標の対象に加える。

商標を出願するための方法も変更する。イメージ音などを商標申請する際には、音声ファイルや楽譜の添付を求める見通しだ。

(2013年9月2日10時51分 読売新聞)